弊社が開発した無線通信機の試作機が、東北大学の最先端研究における理論実証機として採用され、2025年6月17~19日にアメリカ サンフランシスコで開催された世界的学会「IMS (International Microwave Symposium) 2025」のポスターセッションにて発表されました。
東北大学の末松先生率いる本研究では、通信ネットワークにおける重要課題のひとつである「光と電波という異なる信号を高速かつ正確に変換する」ための新理論を、世界で初めて実証。その実証過程で、当社の試作機がその核となる装置として採用されました。
現在、私たちの生活を支える通信網は、アナログな無線通信とデジタルな光通信の組み合わせで成り立っており、動画など大容量データのやり取りにおいて限界が見え始めています。本研究成果は、今後の無線通信の性能向上とシームレスなネットワーク接続の鍵を握るものと期待されています。
当社は今後も、大学や研究機関と連携し、次世代通信の未来を支える技術開発に取り組んでまいります。
※IMS2025:世界最大規模のマイクロ波・無線通信技術の国際学会
※光通信:光ファイバーなどを使ってデジタル信号をやり取りする通信方式
※無線通信:電波を用いて情報を伝える通信手段(アナログ信号が主)
※変換回路:光信号と電波信号を相互に変換するための装置
試作機の一部が映る以下の資料の中央にある緑色基板部分がDRFが試作した基板です。





